アルバイトを探すとき、自分の条件にあったバイト先を探したいと誰もが思います。面接に行って、「思っていたのと違った。」「掲載と内容が違う。」そんなアルバイト先に出会ったとき「採用もらえたから」と働き始めて、後悔しないためにも、知っておきたいことがあります。
求人情報も旬があります。いいアルバイト先は一瞬で募集して、一瞬で埋まってしまいます。そういう場所を見逃さないためにも、判断材料として知っておいて欲しいなと思います。
常に求人を出している
何度サイトを訪問しても、いつも募集を出しているところがあります。
採用したらシフトが埋まるはずです。常に募集していると言うことは、採用した人がすぐにやめてしまって人が足りなくなっていると言うことです。
応募が来ないからずっと募集しているんじゃないの?
もちろんその場合もあるかもしれません。そこでさらに注目してみたいポイントは時給です。時給が高いのに何度も募集しているところは、人が辞める率が高いと言えます。同じ時間で働くなら、時給が高い方が、効率よく稼げるのでいいですよね。それでも募集を繰り返すと言うのは、その時給にさえもみ合わない”何か”がそのバイト先にはあります。
私の経験した職場は、他の同系列のバイト先より200円ほど時給が高かったですが、年間の離職者が50人もいました。店長が無愛想で、気分屋。マニュアルがないのに指示出しもなく、怒られる。そんなところでも私は2年間働きましたが、1日で辞めてしまう人が後を絶えませんでした。
その他にも、店長のセクハラがあったり、別のアルバイトの人が厳しかったり、仕事内容は我慢できても対人関係で我慢できないところが多いように感じます。メンタルが強く長く働ければ、店長の態度も変わったり、他のアルバイトも辞めて人が変わることもあるので、ずっとずっと自分が不利であるということもないですが、初めてアルバイトをしようとする人におすすめはできないので、気をつけてほしいと思います。
時給に”〜”がついている
アルバイトを探すとき、時給で探す人も多いのではないでしょうか。私もなるべく時給が高い方がいいと思っていたので、時給高い順に表示をして探していました。
時給の表示をよく見ると、”〜”がついているところがあります。「1000円〜」の場合は、だんだん時給が上がっていくようなイメージを持たせることができます。「〜1500円」の場合は最高で1500円はもらえるんだなと考えられます。
ふくらみを感じさせる書き方をすると、最低時給をごまかせる。
募集をするのにも、企業側はサイト運営会社にお金を払ってしています。企業側も採用する人を選びたいので、たくさんの人に応募してもらい面接に来てもらいたいです。さらに、掲載期間をなるべく少ない期間で、採用を決めたいという考えがあります。時給が高いように見せれれば、応募がたくさんきやすいということです。
応募をしない方がいいと言うよりは、期待しすぎないで面接に行った方がいいです。掲載ではそう書いてあったのに、曖昧な書き方をされていて、実は未経験で応募したら時給900円からだったということもあります。もちろんそれを受けて働くか働かないかは自分で決断するべきですが、その面接に行く労力を無駄にしないためにも、応募の段階で電話して聞いておくことができると効率よく判断できると思います。
〇〇自由
募集条件で、髪型自由、ネイル自由、服装自由などで検索する人もいるかと思います。その条件に重きを置いて探している人は、一度その店舗に伺った方がいいです。会社の中での仕事の場合は仕事内容を確認するといいです。
○○自由だと掲載されていたからと言って採用されて、働くことになったけれど、暗黙の了解で黒髪じゃないとダメとか、その逆で黒髪だけはダメとかがあります。お店の雰囲気によって、”自由”と言っているのに指定されることがあります。ネイル自由と書いてあっても、デコレーションはダメと言われることもあります。特にこだわりが強い人は一度確認するのが必要です。
仕事内容を確認し、、そこが自由であることとで企業側にデメリットがある場合は、募集を掲載しているときに多数の応募が欲しいので〇〇自由と書いてあることもあります。
〇〇自由をなんでもいいんだと解釈して期待しすぎない方がいいと思います。
コピーがうまいところ
「セールスコピー」を聞いたことがありますか?商品を売るときにかく文章のことです。簡単にいうと、営業の文章バージョンです。
アルバイトを探している人に対してセールスコピーがうまいところは、誰が読んでも良さそうに感じます。響く人にはガツンと響きます。もちろんサイト運営者との話し合いも経て掲載されますから、それなりの文章が書かれているのは当たり前ですが、上手すぎるところに騙されないで欲しいなと思います。
疑えというわけではありませんが、やはりこちらも過度な期待をしない方がいいと思います。
私の場合アルバイトを探してましたが、面接をしていたら、成果報酬の仕事で、毎日出勤当たり前だけど全然稼げないということがありました。稼げなかったのは私の実力もありますが、自分が初めからどういう思いでアルバイトを探しているのかを明確にしておくと、理想のアルバイト先で働くことができると思います。
完全に嘘のアルバイト
私が出会った完全に嘘のことを掲載していたアルバイトを2つ紹介します。企業名は出せませんが、後々調べると詐欺で訴えられていた会社もありました。
1.仮歌募集
仮歌とはボーカリストの歌入れの前に、仮でデモテープに歌を入れる仕事のことを言います。歌手を目指している人や、歌が好きな人にはいい仕事のように思います。
私が行った仮歌募集と書かれたバイト先では、オーディションがありました。芸能界ではオーディションはよくあることなので、仮歌にもあるのかなと思いました。オーディション後合格者はレッスンに通い、モデルや女優も目指せるということでした。アルバイトをしたくて応募しているのに、レッスンに通う契約をしたら、お金を払うことになってしまいますよね。私も芸能界を目指していたので、あまりの面接官の口の上手さに、契約してしまいましたが、レッスン内容のレベルが低いなと感じましたし、仕事が全然回ってこず、騙されたなと思ったので、途中でやめました。
最初からこれは違うと判断できればいいのですが、1人で夢を追いかけて上京した若者は右も左もわからず、相談する人もいない状況だと、しっかりしていて、導いてくれそうな大人の人に騙されてしまいます。夢食い人はそういう人を狙っています。夢を諦めないためにも、騙されないためにも本当に気をつけて欲しいと思います。
2.ガールズバーの募集
ガールズバーは女の子がカウンターの中にいて、お客さんと喋りながらお酒を提供する場所です。
ガールズバーの募集では、条件もよく、時給も高いことはよくあります。夜の仕事は昼のアルバイトに比べて時給が高く、昼間に時間が空くため、学校に通う人やオーディションを受けようと考えてる人には魅力的なバイトだと思います。
ガールズバーの募集では時給が人によって違うことがあります。”〜”に注意でも言いましたが、サイトに書かれていた金額より少ない金額でスタートと言われることもあります。バック(ドリンクをもらったら100円もらえる、指名のお客さんがいたら指名料で500円もらえるなど)があって、上限は人によるのでそういう掲載をしていると言われます。初めての人は働いてみてから、時給が見合わないと思ったら、店舗を変えるというやり方でも良さそうです。時給とバックの条件は店舗によって全然違うので、働いてみて経験してお客さんをつけてから店舗を変えると時給が上がることもあります。
上記は嘘の募集とまでは言えませんが、私が実際に経験した面接では、ガールズバーとの掲載でしたが、セクキャバに案内されたことがありました。お客さんと話をしてお酒を提供するまでは一緒ですがセクキャバは他にもしなければいけないサービスがあります。掲載の段階では記載せず、さらに面接でも詳細は話さず、体験という形でお店にまで連れて行き、出勤させます。初めはこちらもよくわからないままですが、お給料はその日のうちにくれました。ガールズバーの掲載金額より少し多いかなくらいです。お給料で目が眩んでしまいそうですが、自分のやりたい仕事ではないと思ったら気をつけましょう。女の子が入りやすい名目で募集し、応募してきた子を、似たジャンルの仕事に紹介する。これは明らかに嘘の掲載です。このような被害に遭う人が少なくなって欲しいです。
まとめ
掲載が嘘かどうかの見破り方は実際に面接・採用されないと分かりません。こういうこともあるのかと知っておくだけで、働くか働かないかの判断になったり、心の傷が少なくて済んだりしてくれたら、私は伝えられて良かったと思います。
少しでも被害者が少なく、安心してアルバイト探しができて、希望の職場に就けることを心から願っております。
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