【無名の男がたった7年で270億円手に入れた物語】経営者の思考を学べます

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【 無名の男がたった7年で270億円手に入れた物語 】 竹之内教博 扶桑社

こんな人に読んでほしい

  • たくさんお金を稼ぎたい人
  • ビジネスをやりたい人
  • 経営者になりたい人

感想

竹之内教博さんが、どのようにしてビジネスを展開していったのか、どのような考え方で仕事に取り組んでいたのかがとてもよくわかる本でした。

こういった本の中で、自慢話に聞こえるような本も多いですが、実践できるような考え方を提示してくれています。読み手に寄り添った書き方がされていて、とても読みやすい本でした。

本のタイトルから、270億円という大きい金額を提示されていて、「どんなもんか!」と思って読んでいましたが、やはり思考の範囲が違うなと思いました。それほど稼ぐような考え方や行動をとっていることがとてもよくわかります。

成功してる人でも、検証、失敗、成功を繰り返し、自分の経験、実績として積み上げてきているということがよくわかりました。

経営者の考え方を知りたい人頭を切り替えたい人仕事のモチベーションが欲しい人にもおすすめの本です

ビジネスをする上で大切なこと

真似は学びの第一歩

真似は学びの第一歩

成功しているものには、必ず何かしらの理由があります。

成功しているものを必死で真似していると、その成功の理由に気づくことができます。

さらに、成功しているものを真似ることには、失敗の確率を下げるメリットもあります。

今、この世に存在しないビジネスは誰も思いつかなかった新しいビジネスではなく、すでに誰かが始めて失敗し、淘汰されたものです。

良いものは、より良く真似ていく努力をするべき

本質を見抜く

流行っているお店を真似したいと思うのは、そこに本質があるからです。

成功を知らない人間が集まって、長い時間をかけて議論しても、それは手に入れることができません。

自分達の知らない成功の秘訣を、すでに流行っているお店が持っているのです。

「差別化」すら真似をする

独自の差別化でうまくいくとは限らないので、その差別化でうまくいっている例を探しましょう。

「徹底的にリサーチし、研究し、真似をする技術を磨く」

ビジネスをやる人だけでなく、サラリーマンでも、自分の職種に生きてくるでしょう。

スモールスタート

お金をかけずに、まずは小さく始めてみる。

新しく始めることも、これから大きくしていこうと思うことも、まずはリスクを少なくするためにスモールスタートで始めましょう。

仕組み化

仕組み化をすることで、自分がいなくてもお店が回るようになり、多店舗展開もしやすくなります。

仕組み化をするということは、誰でもできるようにマニュアルを作るということです。

仕組み方の仕方

作業をシンプルにして、その一手を極める

シンプルにすることで、教えやすくなります。

  1. 優秀な人がやっている作業を掘り下げて分解する
  2. その中から他人とは違うことをして売上アップさせている部分を見つける
  3. 見つけた部分を誰でもできるルールにする
  4. それがやれてるかのチェックができるようにする

未来の損失

未来に損をしないためにはスピードが大事

やらないこと、まだ始めていないことの損があります。

やっていれば、始めていれば得られた利益を、やっていないから得られていないことは損失です。

経営者の考え方

8割でいいと割り切る

8割でいい仕事は、8割でいいと割り切る。10割全力でやらない。

これは、手を抜くということではありません。

自分がいることで、やっと10割できるようになる店舗を1つ作るより、

自分がいなくても8割できる店舗を複数作ったほうが利益を上げることができます。

完璧にしたい気持ちもあるとは思いますが、割り切って多店舗展開に踏み込むことも事業拡大をしていく上では大切なことです。

利益を追求する

原価が下がれば利益は上がります。そして、減らした支出は利益になります。

利益を生まない無駄な支出がないか、とことん追求します。

思い込みで大事だと思っていることも、実は利益を生むことに直結しておらず、無駄なことがあるかもしれません。その場合は、それがあるときと、ない時で、利益にどう差が出るか検証をしましょう。

実力なら真似できないはずはない

誰かが実力で成功したのなら、真似すれば同じことができる

ただし、他の人が、ブランドで流行しているものは真似できません。

成功しているものが、実力なのか、ブランドなのかを見極め、

実力であれば真似すれば自分も成功することができます。

仕組み化は経営者の責任

ビジネスをする上で、仕組み化は大切なことです。

仕組み化がうまくいっていれば、仕事はうまく回ります。

そのため従業員の仕事がうまく回らないのは、うまく仕組み化できていない経営者の責任です。

マインドの仕組み化特に重要です。

作業だけを仕組み化するのではなく、マインドも仕組み化することで、

全員が一つの考え方で答えを導き出せば、みんなが楽になります。

その経費はどのように回収できるか?

「その経費はどのように回収できるのか?」

どんな経費もそれは「売上にどう繋がるのか?」を問い続けます。

経費を減らすことができれば、それは利益に直結するからです。

利益に繋がらない経費は無駄な支出なので何度も検討する必要があります。

時には実験もしてみる

実験・検証することで見えてくるものがあります。

思い込みで物事を判断していないかもう一度疑問を持ちましょう。

「その会議無駄じゃない?」

会議がなくなったら、その時間で他の仕事をすることができます。その方が有意義に時間を使うことができ、利益を生み出すことにつながるかもしれません。

会議は、何かを生み出す場です。売り上げアップの意見や、経費削減のアイデアを共有するためには必要ですが、報告だけの会議は今すぐやめましょう。

ワクワクを求めて挑戦し成長を続ける

壁をつくらず、ビジネス展開をしていく

『利益を生むことができるビジネスであればどんなことにも挑戦していこう』と思って取り組むことで、さまざまな機会も増え、さらにビジネスが展開していきます。

経営者に向いている人

経営者には2種類のタイプがいます。

A:お金が大事

B:自分のやりたいこと、理念や信念が大切

お金が大事な経営者は

  • お金を派手に使わない
  • 失敗を恐れる
  • リスク回避をする

自分のやりたいこと、理念や信念が大切は

  • やりたいことを追求していって後からお金がついてきて成功している
  • お金に無頓着
  • 大ばん振る舞い

この本を手に取る人は、おそらくAの人たちだと思います。

とにかく利益を追求する

企業理念においてもとにかく利益を追求する

自分が利益を得ることで、他の誰かが幸せになるということを常に意識し、

利益を上げることは悪いことではないと信じ、言い聞かせましょう。

理屈っぽい人

何?なぜ?Why?の視点を持ち、理屈っぽい人が向いています。

まずは、ビジネスモデルを考え、それが流行るはずがない理由を並べ徹底的に潰していきましょう。

ただし、ブランド性のある土地(銀座、自由が丘など)に出店しているところは、個人で始めるのには真似できません。

さらに、多店舗展開の目安は、自分がぬけても黒字になるかです。

調査研究ができる人

店の前に張り付いて平日、休日、買っていく袋の数、客層を調査しおおよその利益を計算します。

調査研究をして自分が納得できた時にスタートします。

やる!と決められる人

集客は看板だけで十分、店の前を通る人、普段からその道を通る人にお客様になってもらいましょう。

チラシ配りをするのは、いつかくる人を気づかせて早めるだけです。

目立つ、コアターゲットに刺さる看板にすることが大事です。

売りたいものの説明より買い手の不安を煽ることで、集客ができます。

明日から実践しよう

自分でビジネスを始めようとは、思っていないけれど、「仕事を頑張りたい」「上の役職につきたい」という思いがある人たちにも、明日から実践できることがあります。

1番になる方法は1番の人から学ぶのが良い

1番を知っているのは1番の人です。

なりたい自分になったつもりで行動する

ポジションが振る舞いを作るのではなく、振る舞いがポジションをつくります。

上司の仕事を奪う、不安を作ってでも挑戦する

できるかな?責任取るの嫌だなと思っても挑戦してみましょう。自分が成長する機会はとことん自分から作っていきましょう。

連絡を惜しんでチャンスをロスするのはもったいない

よくありがちなのが、連絡するタイミングがわからなくなって、疎かになってしまうパターンです。それが原因で、チャンスを失っているかもしれません。思いついた時に連絡をする、こまめにチェックすることで、チャンスロスを減らせます。

この本を手に取る人は、おそらく向上心もあり、前向きに仕事に取り組む姿勢がある人だと思います。

ですが、部下にも上司にも、仕事に対する姿勢があまり前向きではなく、向上心がない人もいると思います。

実は、組織には向上心のない人も必要です。

そういう人たちが、うまく仕事ができるように、仕組み化することが大事になってきます。

向上心を持っているあなたは、そのうちの1人にならないように、自分からチャンスを掴み、どんどん成長していけるようにぜひ実践してみてください。

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